最も効果的、効率的な評価者訓練は「経験させる」

2018年7月19日

「経営者+その他」という鍋蓋型の組織の場合は評価者は、経営者=社長ですが、
「経営者+管理者+その他」というピラミッド型組織の場合は、経営者以外に「管理者(管理職)」も評価者となるのが一般的です。
この評価者である管理者(管理職)の評価スキルが稚拙であると、人事評価制度そのものがメリットどころか、デメリット、リスクになることが多いので注意が必要です。
では、人事評価制度を安全かつ効果的に運用するために、この管理者(管理職)の評価スキルをどのようにトレーニングすればよいのでしょうか?

その答えは「体験させる」です。

まずは、評価される側として十分な経験をしてもらうことが大切です。

当たり前ですが、評価された経験がないと、評価する側にはなれません。
この「評価される側の経験」を充分積んでもらうことが大切です。
ピラミッド型組織において、人事評価制度の導入、運用まで時間を要する大きな理由の一つです。
この管理者(管理職)の「評価される側の経験」は少なくても1期間(=1年)は必要で、理想を言えば2~3年が必要です。
この複数年度の経験が「成長過程を評価される経験」となるからです。

少しでも早く人事評価制度を導入して運用したい、という経営者のニーズはよくわかりますが、焦りは禁物です。

評価者となる管理者(管理職)と、トップである経営者=社長との個別の評価面談の経験の優劣がその後の人事評価制度の優劣を決定付けます。

四半期ごとに実施すれば、年間4回の個別評価面談をすることになります。
これを2年=8回、可能であれば、それくらい時間をかけて取り組んでください。